今年の年始、仕事はじめの1月6日でした。
この日まさかPCR検査を受けることになるとは思いもしませんでした。
濃い~1日となりましたので体験記をどうぞ。
痛み発生し病院へ
朝の7:23頃でした。仕事はじめのこの日、用意を整えて家を出るまえに
急に左胸にこれまで感じたことのない痛みが発生しました。
「(何だこれ?)」と痛みに耐えながらどうすることもできない。
収まることが無く30分以上、8時を超えてもまだ痛い。
怖い、恐怖感と「(何これ どうなってんだ?)」と「(最悪だ どうしよう)」でいっぱいの頭の中。
仕事初日だしこの直前のタイミングでかなりためらわれたが、ちょっと無理そうなので仕事に休む連絡を入れることに。
原因として考えられるのが私はとある持病がありそれによる狭心症が発生したと思っていた。
”ズキーン”という痛みではなく”グゥーー”っと締め付けられるような痛み。もちろん初体験。
かかりつけの病院の循環器内科に電話して予約外でも見てもらいたいと電話しまして、
病院に向かうことになりました。
痛みに顔を歪ませながら、病院に向かうバスの途中も痛み発生の原因~生命保険のことまで頭をよぎるほど色んな不安が渦巻いています。
病院到着~検査へ
到着した大学病院はこの日も診察待ちの患者さんでいっぱいです。
それでも割と長く待つことなく検査へ。こういう時は緊急の度合いも考慮してもらえるんだなと思った。
ありがたいです。
検査室で心電図と採血をしました。
看護師さんから質問をうけて痛みの説明と経緯など話しています。
検温した結果は37.2度、それと気になっていることが咳をすると胸が痛いということ。
これを自覚して、看護師さんにも伝えた瞬間、
今まで考えもしなかったのですが、ここで初めて ” コロナ ” という言葉が脳裏をよぎることに。
私との話と症状から看護師さんもその可能性については気付いている様子だった。
体温計で熱を測る前にも「こういう時期ですから」と前置きがありました。
そういえば咳で痛むというのは確かに持病や狭心症のこととも違うような気がするし、
このメモを取っていた10時時点でもずっと痛みが続いている。
ここから事態は急展開することになります。
コロナの疑いから急遽PCR検査へ
持病に起因すると思われる胸痛で仕事を休み、病院へ行くことになった。
痛みと不安でいっぱいの朝からスタートし、循環器内科で診察前の検査をし、
看護師さんから最近の生活について質問を受ける、
コロナの可能性についてなど信じるはずもなかったのでしたが、検温結果と自身の身体に聞いてみるとだんだんその自覚が増してくる。
そして “そんな空気” が検査室にも流れてきて程なく言われた。
「ちょっと別の場所で検査しましょう」
はい、きました。
ここからは順を追って時系列でお伝えします。
- 連れられて少し離れた臨時の待合室に通される。ここでPCR検査の用意の時間待ち?10分程。
- また連れられて病院建物外にあるテント内へ。もう隔離されてる感半端ないです。
- 医師による問診と説明、PCR検査とレントゲンは撮ることに
- ついにPCR検査。鼻の穴に綿棒挿して粘膜採取して終了、ものの5秒くらい。
- 胸部レントゲンを撮り、結果が出るまで2時間テントで待機です。
テントで待つ間、入院したらどうなるのだろう、それとも自宅療養の場合は家族は?仕事は?生活は?と新たな不安が尽きない。


この年末年始に接触した人は、家族と親族くらいか、いや1人友人Sとも会った。
どう伝えればいいだろう、そもそも濃厚接触の定義ってなんなんだろう。
コロナだという自覚に至った原因として
・咳をした時に左胸に痛み
・息を大きく吸うと左胸に痛み
・直前の熱が37.2あった(建物に入るときの検温35.6)
・子供が風邪を引いていた
持病とコロナ、どちらの原因であったとしても最悪だ。
でも自分の身体だけを考えた場合、持病だった場合よりコロナが原因である方がまだマシだという気持ちもあった。
“コロナは治るから” とどこかで高を括っていたのも事実でした。
テント内には最初私1人でしたが、30〜60代の男性が4名ほど出入りがあった。
同じ不安でいっぱいの面持ち。今日の都内の感染者数は初めて1500人を超えて、感染の拡がりを身をもって感じました。
だんだん身近になってきて他人事ではなくなるのだと。でもまさか自分がこうなるとは。
そしてもう結果はコロナだろうなと内心思っている。
結果発表
ついに結果を言い渡される。
テント内に看護師がひょこっと顔を出して一言。
「(オレ)さん、陰性でーす。」
「・・・(嘘だろ?)」
聞いた瞬間、安心より疑いの方が優っていたかもしれません。(実はそれほど気持ちやられてました)
とりあえずまた連れられて元の循環器内科の診察に戻る途中、
「本当に陰性なんでしょうか?漏れとか無いですよね?」と聞くくらい意外な結果。
綿棒の挿さり具合でどうとか、あの一瞬での検査のことだから思わず聞いてしまいましたが「大丈夫です」と。
その後だんだん安心がこみ上げてきました。
では結局なんだったのか
陰性となった私はようやく一般の患者さんもいる本来の診察へ戻れます。
そして先生による診察結果は、
「肺にウイルスが入って表面が炎症を起こしている」
だそうです。
なんと。
全く予期せぬ原因でした。肺?ウイルス?なんだそれ
2つの原因どちらかでもなく第3の刺客現るといった感じ。
それでこんなことになるんだと、こんな左胸痛むんだと。
私「じゃあなんで左胸が痛むんですか?(僕の心臓は大丈夫なんですか)」
医者「たまたま左の肺にウィルスが入ったのです」
なんて紛らわしい
持病の方も検査の結果、特に問題ありませんでした。
それが一番嬉しかった。
ウイルスを退治する抗生物質と痛み止めを処方してもらい2日後には痛みもなくなりました。
家族にも仕事先にも心配をかけましたが最悪の事態は回避できたので良かったです。
コロナの闘病記録を期待していた方すみません。
でもこのような原因もあるということ、子供の風邪はつくづく移ると怖いということ、

思い知らされた年始めでした。
健康第一で感染予防もしっかりと過ごしていきたいですね。
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