マスク狂想曲

ライフスタイル

これを書いているのが最初の緊急事態宣言が解除された2020年6月の中盤に差し掛かるところです。ちょうど東京アラートも解除となりこれから徐々に経済活動の動き出しとコロナ以前の日常に戻っていく感じがしてきています。
朝7時前の電車、乗車率は体感で70〜80%だがマスク率はもちろん100%。すっかりマスクが身体の装備の一部になったわけですが、
ここで新型コロナウィルスと巻き起こるマスク騒動、私の周りについて残しておきたくなったので下記に。
日付についてはあくまで私個人の記録から引用しています。

序章

ニュースなどで新型コロナウィルスを気になり出したのは1月末から。まだ国内の感染者数は数名といったところから
それから2月3日、仕事場でマスクの話題で「足りなくなりそう」「お店は売ってる?」「そっちはどう?」といった会話がされてきたのはこの頃だったかな。医療現場や建設現場などこれから心配だなという予感。

ここから急速にマスクが叫ばれるようになりニュースでもコロナとセットでマスクの状況がメインのトピックを飾るようになりました。

マスク転売禁止に

もっともマスクの価格上昇が顕著だったのは2月の後半になるにつれて。

そして政府は3月10日、「国民生活安定緊急措置法施行令の一部を改正する政令」を閣議決定し、マスクの転売に規制を設けることに。
施行する3月15日以降、購入価格を超える価格でマスクを転売することは禁止になる。 違反者への罰則は、1年以下の懲役か、100万円以下の罰金、またはその両方としている。

私の知り合いに転売ヤー(リセールと呼んだほうがいいのかな)の友達がいるのだが、政府の転売禁止令がは発令される前の1∼2月にはもう転売終了。かなり稼がせてもらったとのことです。
さすがですね、こういう人達の市場に対する感度、商売のセンスは正直馬鹿にできないものがあるなと思います。

中国工場の現状

私といえば、本業である洋服の仕事は中国内で生産が多いのですが、中国は2月から旧正月(春節)といい1週間ほど休みになり、その間の仕事のやり取りは停止します。

なので旧正月が終わってもこのコロナウィルスで政府の許可が出ないと営業できない、再開の時期は分からず。(下は2月14日の浙江省写真)

2月14日、封鎖されています。in浙江省
バリケード封鎖されています

旧正月は毎年のことなので予想した動きができるのですが、この旧正月+コロナウィルスのコンボで再開の見込みも立たない時期に突入することになりました。荷物は届きませんし生産中の品物もどうなることやら。

また私は本業以外に現場仕事をしているのですが、その仕事が減ってきたのも3月頃からと記憶してます。
振り返ると長かった。。6月現在でも以前のようには戻って無いですし。

取引先の中国工場からのメール

そして3月13日、マスク価格はプレ値、市場からマスクは全く消えている頃。
本業である洋服は主に中国で生産しているのですが、そのうちの取引先の工場Ⓑの担当:YuさんからWe Chatでメール(画像)、マスクを送ってくれるって!?友達の工場がマスクを生産しているとのこと。最強やんその友達。

取引先やりとりチャット

じゃあ明日送りますねー と軽いノリで あの貴重な、マスクを送ってくださることに。
もちろんその頃の中国の感染状況はぶっちぎりの世界ナンバーワンである。(その後アメリカにその座を奪われるのだが) 逆にそっちは大丈夫なんですかと心配してしまうほどでした。
優しさに感謝するとともにありがたく受け取りました。本当にこの頃は10枚、20枚あるだけで精神的に安心できた時期でした。

中国よりマスク
左の青色マスクはもう1袋ありました。

その後こちらの工場さんから1000枚LOTで購入を勧めらたりして、直接仕入れて知り合いに配ったり販売しようかと本気で悩みましたが結果やりませんでした。

今考えると本当やらないで良かったと思ってます。シロートが手出しして大やけどするところでした。

3月28日時点、まだまだマスク不足はピークといったところです。会う人会う人「マスクどうしてる?」なんて話題が頻繁に。
ある千代田区での現場に向かう平日朝のこと、朝の8時半から謎の大行列を発見、その行列の先はドラッグストアでした。
あ、マスクあるいは除菌スプレー入荷の情報があったんだろうな。
近所の主婦層はもちろん、スーツ姿のサラリーマンまで、遅刻よりマスクといった様相でしょうか。このマスク争奪戦には情報をキャッチできるかどうかが勝負の分かれ道。

4月:緊急事態宣言と路上マスク売り

4月16日 全都道府県に緊急事態宣言を政府が発令。実施期間は5月31日まで

街中に路上マスク売りが出現しだす。

それを最初に確認したのは4月19日のことでした。某通り沿いの軒先で、「マスク」ののぼりを掲げて売っていた。


価格は30枚入り2,900円、1枚換算で100円前後、高いな~と思いつつ、でもこれが今の値段だし必要な人は買うんだろうな。
でもこのころあたりから背景として中国から手に入りやすくなりネットでも2週間前後で届くなど時間をかければ手に入りやすくなってきた。


そして路上マスク売りの価格は時間とともに値崩れの一途をたどることになり、50枚単価で3,900 → 2,500円 → 2,000円・・・
その後は5月末の緊急事態宣言の終息とともに姿を消すこととなります。

5月:宣言解除に向かっていく頃とアベノマスク

今度は中国の友人・孫君からマスクをプレゼントされる

またかと思われるかもしれませんがもう一つ中国からのお話をさせて下さい。


5月7日にWe Chatで中国の友人・孫君よりマスクを送りますと連絡が来ました。
私と家族を心配してくれた気持ちだけで久しぶりなのにこうして連絡をくれました。
マスク本体料金、送料はこちらがどうしても払うといっても、結果元払いで送って寄越してくれた。

この頃のマスクの値段は50枚入りで2,500〜3,000円、ドラッグストアでも5枚入り400円、3枚入り290円とかでようやく手に入りやすくなってきた印象でしたが1〜2週間違えば全く別物というほどマスクの市場価値は日々変わっていました。
このコロナ期間で中国の人々の情の厚さをこんなに感じさせられる出来事があるとは思いませんでした。

孫君からのマスク
子供用の布マスクまで。優しい(泣)
孫君chatやりとり

アベノマスク

いったい各家庭に未使用のアベノマスクはどれだけあるんだろう、というくらい残念ながらしている人を見かけない。国会中継でも総理本人しかつけてないのでは?というアベノマスクにもひとつエピソードがあったので紹介させていただきますね。

もう世間もマスクの不足に悩む声や心配はなくなってきましたね。
そんな5月10日頃、洋服仕事の用件である中国の取引先工場©とのメールで教えてくれたのですが「 今日本向けの布マスクを作ってます。」ですって。


すでに最初のアベノマスクは4月に配られて、虫が混入しているだの、サイズが小さいだの、検品体制の問題だの騒ぎ立てられていました。どういう経緯でその工場に生産依頼がきたのは分かりませんが、「えっ、今!?」という率直な感想とマスク専用の工場とかで作ってるのかと思いましたが洋服の縫製工場でも作ってるんだなということに驚きました。


確かにこの時点で我が家にそのマスクは届いていない。(その後 5/25に届きました。)
260億円もの予算を投じたこのマスクに今更私がとやかく言う気もありあせんが、日本政府様から(そして何社かの商社が間に入り)発注されたのだから我々は作っていますよ、といった感じでこの工場は遅くも悪くもない。

確かにアベノマスクですね

結果学んだこと

以上、この1月から6月の私の周りのマスク狂想曲をまとめてみました。

中国・武漢からはじまり世界に広がる感染状況、各国の対応やこのウィルスが経済に与えたもの、そういったことはこの記事では触れずにマスクのみに焦点をあててみました。

1,モノの価値について勉強になった。
マスク本体のモノのしての価値、それと市場の需要と供給によって決められる価格。

2,あとは私の周りの中国の友人、取引先はいい人だなということ。

3,それといろんなマスクをつけてみた結果、私のお気に入りはコレでした。

ドンキで1枚100円、見た目の抵抗はありましたが。

理由:耳が痛くならないから。通気性が良く呼吸がラクです。

使い捨てマスク、布マスク、アベノマスク、我が家には豊富に在庫があります。

以上、長い文章の割に学びが薄いオチとなりました。
それでは。

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